ユング心理学、提唱者タイプ(INFJ)の方は人生で一度は「職場での人間関係がストレスだなぁ」「今の仕事が自分に向いているのか分からないなぁ」と思ったことがあるのではないでしょうか?
このような思いを持つ方へ、INFJ会社員×営業職の僕が、体験談も交えながら対処法を考えていきます。
この記事を読めば「ユング心理学、提唱者タイプ(INFJ)の方が会社で成果を出しやすい環境や働き方」を体験談ベースで分かります。
①提唱者タイプ(INFJ)とは?
提唱者タイプ(INFJ)の方の生きづらさは「自分自身がどんな特性を持っているか」理解すると生きやすくなります。
自分がどんな特性なのか、またそれがどう仕事や日常生活に影響を与えているのかを知ることで、自分自身をより深く理解し、今後のキャリアや人生の選択に役立てることができます。(筆者がそうでしたww)
まずは提唱者タイプの特徴について詳しく見ていきましょう。
- 提唱者タイプの基本的な特徴
- 提唱者タイプの強み
- 提唱者タイプの弱み
提唱者タイプの基本的な特徴
提唱者タイプ(INFJ)は、直感と感情を大切にし、深い洞察力と未来志向のビジョンを持つことが特徴です。裏を返せば、未来に意識が向きすぎて、「今」に集中することが苦手です。
提唱者(INFJ)タイプの主機能である、内向直観(Ni)の機能により「未来思考」「抽象的に物事を考える」特徴があります。また、第二機能である外向感情(Fe)の機能で人の感情に敏感であり、感情をもとに物事を判断します。
提唱者タイプの強み
提唱者タイプの強みは、他人の感情やニーズを敏感に察知し、適切にサポートできる深い洞察力と共感能力です。
感情をベースにした判断を重視するため、他人の立場に立って考えることが自然できる人達です。(それこそ呼吸をするようにw)
提唱者タイプの弱み
提唱者タイプの弱みは、ストレスを感じやすく、疲れやすいことです。
このタイプの人達は、主機能であるNiにより完璧主義の人が多い印象があります。その為理想と現実のギャップに苦しむ人が多いでしょう。また、第二機能であるFeの機能により人の感情に非常に敏感な為、考えすぎてすぐ疲れてしまう傾向にあります。
②提唱者タイプに向いている仕事とは?
複雑な特性を持っている提唱者タイプのあなたは、一度は「今の仕事が自分自身に合っているか」と悩んだことがあるのではないでしょうか?
自分の特性を理解し、適した仕事を選ぶことで、今あなたが抱えている、生きづらさを解消できるかもしれません。
提唱者タイプに向いている仕事について一緒に考えていきましょう
- 提唱者タイプに向いている仕事の特徴
- 提唱者タイプが活躍できる具体的な職業例
- 提唱者タイプが避けるべき仕事
提唱者タイプに向いている仕事の特徴
提唱者タイプに向いている仕事は、人との深い関わりがあり、共感力や洞察力を活かせるものがおススメです。また、結果が目に見えて、反映されるタイプの仕事だと頑張りが持続するでしょう。
提唱者タイプは、人の感情やニーズを敏感に感じ取る力があるため、他人を支援したり、導いたりする役割に適しています。また、内向的な性格から、一対一の深い関係を築くことが得意です。また、上昇志向も持ち合わせているタイプの為、結果が目に見えて反省されるタイプの仕事だとやりがいを感じることができるでしょう。
提唱者タイプが活躍できる具体的な職業例
提唱者タイプは、カウンセラー、教育者、クリエイティブ職、作家、または非営利団体での仕事などで活躍できる可能性が高いでしょう。
これらの職業は、他人の成長を助けたり、社会に貢献することに重きを置いており、提唱者タイプの持つ理想主義や他者を思いやる気持ちが自然と発揮できる環境です。また、これらの職業は、一対一の対話や深い思考を必要とする場面が多く、内向的な性格にも適しています。
筆者もそうですが、提唱者タイプは瞬時の判断が求められる環境に弱い方が多いです。以前、緊急の対応が必要な仕事に就いていましたが、事前準備のできない環境が非常にストレスだった経験があります。
提唱者タイプが避けるべき仕事
過度に競争的で、常に社交性を求められる仕事は避けた方がよいでしょう。
提唱者タイプは、感受性が強く、他人との競争や表面的な付き合いが続くと、精神的に疲れてしまうことが多いです。競争心が強く、他者との激しい競争を強いられる環境では、ストレスが溜まりやすく、本来の力を発揮することが難しくなります。
提唱者タイプの方は主機能である内向直観(Ni)の影響で完璧主義で頑張り屋の方が多いです。また、第二機能である外向感情(Fe)の影響で人の感情の動きに非常に敏感です。
筆者も現在は営業職をしておりますが、毎日精神的に限界ギリギリまですり減らしてますww
③キャリアアップと心の平穏を両立させるための戦略
提唱者タイプ(INFJ)としてキャリアアップを目指す一方で、心の平穏やバランスを保つことも非常に重要ですよね。自分を追い詰めず、ストレスを感じることなく、キャリアを積み上げるためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、キャリアと心のバランスを両立させるための具体的な戦略を紹介してきます。
- 無理のないペースでのキャリアアップ
- 自己ケアを優先する
- 自分の価値観に沿ったキャリアを選ぶ
無理のないペースでのキャリアアップ
短期的な成果に固執せずに、無理のないペースでキャリアアップを目指すことが、心の平穏を保つために重要です。
提唱者タイプは、他人と自分を比較しがちですが、焦らずに自分のペースで進むことが、長期的に見て精神的な安定を保つカギとなります。無理に周りに合わせて急いでしまうと、心のバランスを崩しやすくなるためです。
完璧主義で頑張り屋の提唱者タイプは、短期的な成果に固執してしまうことがあります。筆者も、今の会社に就職して最初は営業成績優秀者としての表彰を狙っていました。まっっったく結果はでませんでしたがw
本気で、表彰される為になら死んでもいいと思ってました。そのころはメンタルの上下も激しかったですし、食欲もなくて体重は10キロぐらい落ちました。
自己ケアを優先する
キャリアアップの過程では、自己ケアを優先することが不可欠です。
提唱者タイプは、感情に敏感であるため、ストレスが溜まりやすい傾向があります。定期的に自分自身を労わり、心と体のメンテナンスを行うことで、エネルギーを補充し、バランスを保ちながら仕事に取り組むことができます。
自己ケアを怠った場合、提唱者タイプは燃え尽き症候群に陥りやすく、キャリアアップどころか仕事を続けることさえ難しくなるケースも多いです。
自分の価値観に沿ったキャリアを選ぶ
キャリアアップを目指す際は、自分の価値観に沿った仕事や職場を選ぶことが重要です。
提唱者タイプは、自分の価値観に反する仕事や環境にいると、強いストレスを感じやすくなります。逆に、価値観に合った仕事を選べば、心の平穏を保ちつつ、満足感を持って働くことができ、結果としてキャリアアップもスムーズに進むでしょう。
提唱者タイプは、内的な価値観に基づいて判断を下す傾向があり、これがキャリア選択にも大きく影響します。価値観に反する環境で働いていると、モチベーションが低下し、パフォーマンスも落ちてしまうでしょう。
④提唱者タイプが仕事で直面しやすい課題とその対処法
提唱者タイプ(INFJ)は、その特性ゆえに仕事で特有の課題に直面しやすいです。これらの課題を理解し、適切に対処することで、ストレスを減らしていきましょう
- 過度な自己批判と完璧主義
- 人間関係の疲れ
- 過度な共感による感情の消耗
過度な自己批判と完璧主義
提唱者タイプは、過度な自己批判と完璧主義に陥りやすく、これがストレスの原因となります。
提唱者タイプは、理想が高く、完璧を追求する傾向があります。そのため、自分の成果が理想に達していないと感じたとき、自己批判が強まり、心の負担が大きくなることがよくあります。
人間関係の疲れ
提唱者タイプは、職場での人間関係に疲れやすい傾向があります。
提唱者タイプは共感力が高いため、他人の感情に敏感に反応しやすく、職場での人間関係においてエネルギーを消耗しがちです。特に、表面的な付き合いや、意見の対立が続くと強いストレスを感じることがあります。
提唱者タイプは、人間関係が円滑でない環境では生産性が低下してしまいます。(人間関係に気を取られてしまいがち)
過度な共感による感情の消耗
提唱者タイプは、他人に過度に共感することで、自分の感情が消耗しやすいです。
共感力が強い提唱者タイプは、他人の感情に深く入り込みすぎて、自分自身の感情も揺さぶられることが多いです。このため、職場での感情的なやり取りや、同僚の悩みを引き受けすぎると、自分自身が感情的に消耗してしまいます。
⑤提唱者タイプとしてのキャリアの歩み方
提唱者タイプ(INFJ)として、自分らしいキャリアを築くためには、特有の強みを活かしつつ、自分自身の心のバランスを保つことが重要です。ここでは、提唱者タイプがどのようにキャリアを歩んでいけばよいのか、そのヒントをお伝えします。
- 自分の強みを最大限に活かす
- 自己成長を続けるための戦略
- 価値観に基づいた意思決定
自分の強みを最大限に活かす
提唱者タイプは、自分の強みである共感力や洞察力を最大限に活かすキャリアを選ぶべきです。
提唱者タイプは他人の感情やニーズを敏感に察し、適切なサポートやアドバイスを提供する場面で活きる特性を持っている方が多いです。自分自身の特性を最大限に活かせる環境や仕事を見つけましょう。
自己成長を続けるための戦略
自己成長を続けるためには、自分にとって無理のないペースで学びと挑戦を続けることが重要です。
提唱者タイプは、内向的であるため、急激な変化やプレッシャーに弱い傾向があります。無理をせず、自分のペースで成長を目指すことで、ストレスを感じることなく、安定したキャリアを築くことができます。
価値観に基づいた意思決定
キャリアにおいて重要な意思決定を行う際は、自分の価値観に基づいた選択をすることが大切です。
提唱者タイプは、自分の価値観に合った環境でこそ、最も大きな力を発揮します。価値観に反する決定をすると、後悔やストレスにつながりやすく、長続きしない可能性があります。
⑥まとめ
提唱者タイプ(INFJ)は、直感と感情を重視し、深い洞察力と共感力を活かして他者をサポートできる職業に適しています。
キャリアアップを目指す際には、自分の価値観に沿った仕事や職場を選び、無理のないペースで自己成長を続けることが重要です。
提唱者タイプは、過度な自己批判や完璧主義に陥りやすいため、「十分に良い」レベルを目指すことでストレスを減らすことができます。職場での人間関係や共感疲労に注意し、適度な距離感を保ちながら、自分の感情を守ることが必要です。自分の強みを最大限に活かし、心の平穏とバランスを保ちながらキャリアを築くことで、長期的な満足感と成功を得ることができます。